【医療】アメニティサービスの「便利さ」と「期待値」のバランス
こんにちは もみママです(*^^*)。
週明けは地方への出張。
病院の現場に入り、研修を行ったり、会議に参加したりと、
サービス向上のためのさまざまな活動を行っています。
実は私、半年前から障がいを持つ家族の一員となり、
コンサル業・飲食業に加えて、看護や介護にまつわる日々のサポートも担うことになりました。
そんな生活の中で、仕事と家族のケア、両方と向き合いながら奮闘する毎日です。
この半年間で、患者家族としての立場から病院との関わりもぐんと増えました。
病状や医療制度の関係で在院日数に限りがある中、転院を繰り返すことで
多くの医療現場を経験し、現場の「接遇」に対する学びも深まりました。
そして今、医療従事者が気づきにくい、
「患者側から見えるちょっとしたこと」を現場にお届けしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日はアメニティーサービスについて書いてみようと思います(*^^*)。
「最近の病院は、手ぶらで入院できるんですよ〜」
そんなふうに案内されることも増えてきたアメニティサービス。
タオルや病衣、歯ブラシなどがセットになっていて、
テレビや冷蔵庫も使えて便利!という声もよく聞きます。
実際、ご家族にとっては「準備しなくていい」というのは大きな安心。
忙しい中でもすぐに対応できる、ありがたい仕組みです。
でも実は最近、こうしたサービスを利用する中で、
「うーん、これで本当にいいのかな?」と思うことがいくつかありました。
🍀セットにされると、意外と使わないものもある・・・
たとえば、テレビや冷蔵庫、金庫などが「フルセット」になっていて、
実際には使わないのに料金がかかってしまうケース。
日額で見るとそこまで高く感じないかもしれませんが、
1日1,000円を超えることもあるので、長期入院だとけっこうな金額になります。
もちろん、病院側の管理のしやすさや感染対策など、理由があることは理解しています。
でも利用する側からすると、「必要なものだけ選べたらもっと嬉しいなぁ・・・」というのが本音かもしれません。
特に、我が家のように、病状や在院日数によって頻回に転院する身としては
うがいのコップや歯ブラシほか洗面道具の嵐になり、フリマに出品できるほどの量(笑)。
結局、ゴミと化してしまう。
そうなると脱プラスチック等の環境問題とは逆行してしまっている感じがしてしまうんですね。
🍀「ケア付き」と聞くと、期待しちゃうんです
もうひとつ気になるのが、「ケア付きアメニティ」という表現。
ご家族からすると、
「えっ、それって身だしなみもきれいにしてくれてるってこと?」
と、ちょっと期待してしまうもの。
でも、面会に行ったときに、
髭が伸びたまま、髪がボサボサ、口元が乾いていて、顔も拭かれておらず、目やにだらけ・・・
そんな様子を目にすると、「あれ?」と不安になることもあります。
現場が忙しいのはわかっているし、やるべきことが山積みな中で、
全部に手が回らない日もあるのは当然です。
それでも、ご家族にとっては「その一瞬」が病院への印象に直結するのです。
🍀 大切なのは、ほんのちょっとの「整い」
特別なことをする必要はありません。
・面会前に、顔を軽く拭いてあげる、乾燥しているときはクリームを塗ってあげたり
・髪を手ぐしで整える
・衣類の襟を整えておく
・ひげや耳垢、鼻毛・耳毛のチェーック!ですよ(笑)!
そんなちょっとした配慮だけで、
「大切にされてる」「ちゃんと見てもらえてる」という印象を持ってもらえることがあります。
それが積み重なって、
「あの病院にお願いして良かった」と思ってもらえる信頼につながっていくんだと思います。
🍀アメニティの見直し、ちょっとだけ視点を変えてみると・・・
アメニティの仕組みそのものを否定するわけではありません。
むしろ、あることで助かっている人も多いです。
でも、たとえば
シンプルな「病衣+タオルセット」だけのプラン
テレビや冷蔵庫は必要な人だけが申し込める方式
ケア付きプランの「ケア」の中身を、もう少し具体的に説明する
そんな工夫があると、
「選べて納得できる」サービスになるのではないかなぁ~なんて思っています。
🍀とはいえ、
医療の現場って、本当に忙しい。
でもその中でも、「ちょっと気にかける」「ちょっと整える」だけで、
患者さんもご家族も、すごく安心できることがあります。
便利なサービスに、やさしさと配慮をほんの少し添えるだけで、
病院への信頼や満足度って、ぐんと上がるものです。
そんな「気づき」が、今日のケアのどこかで生きてくれたら嬉しいなと思います。
個人的には、完全看護になる前の家族や付き添いのサービスをしていた時代がまた訪れないかな?と
思います。

週明けは地方への出張。
病院の現場に入り、研修を行ったり、会議に参加したりと、
サービス向上のためのさまざまな活動を行っています。
実は私、半年前から障がいを持つ家族の一員となり、
コンサル業・飲食業に加えて、看護や介護にまつわる日々のサポートも担うことになりました。
そんな生活の中で、仕事と家族のケア、両方と向き合いながら奮闘する毎日です。
この半年間で、患者家族としての立場から病院との関わりもぐんと増えました。
病状や医療制度の関係で在院日数に限りがある中、転院を繰り返すことで
多くの医療現場を経験し、現場の「接遇」に対する学びも深まりました。
そして今、医療従事者が気づきにくい、
「患者側から見えるちょっとしたこと」を現場にお届けしています。
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今日はアメニティーサービスについて書いてみようと思います(*^^*)。
「最近の病院は、手ぶらで入院できるんですよ〜」
そんなふうに案内されることも増えてきたアメニティサービス。
タオルや病衣、歯ブラシなどがセットになっていて、
テレビや冷蔵庫も使えて便利!という声もよく聞きます。
実際、ご家族にとっては「準備しなくていい」というのは大きな安心。
忙しい中でもすぐに対応できる、ありがたい仕組みです。
でも実は最近、こうしたサービスを利用する中で、
「うーん、これで本当にいいのかな?」と思うことがいくつかありました。
🍀セットにされると、意外と使わないものもある・・・
たとえば、テレビや冷蔵庫、金庫などが「フルセット」になっていて、
実際には使わないのに料金がかかってしまうケース。
日額で見るとそこまで高く感じないかもしれませんが、
1日1,000円を超えることもあるので、長期入院だとけっこうな金額になります。
もちろん、病院側の管理のしやすさや感染対策など、理由があることは理解しています。
でも利用する側からすると、「必要なものだけ選べたらもっと嬉しいなぁ・・・」というのが本音かもしれません。
特に、我が家のように、病状や在院日数によって頻回に転院する身としては
うがいのコップや歯ブラシほか洗面道具の嵐になり、フリマに出品できるほどの量(笑)。
結局、ゴミと化してしまう。
そうなると脱プラスチック等の環境問題とは逆行してしまっている感じがしてしまうんですね。
🍀「ケア付き」と聞くと、期待しちゃうんです
もうひとつ気になるのが、「ケア付きアメニティ」という表現。
ご家族からすると、
「えっ、それって身だしなみもきれいにしてくれてるってこと?」
と、ちょっと期待してしまうもの。
でも、面会に行ったときに、
髭が伸びたまま、髪がボサボサ、口元が乾いていて、顔も拭かれておらず、目やにだらけ・・・
そんな様子を目にすると、「あれ?」と不安になることもあります。
現場が忙しいのはわかっているし、やるべきことが山積みな中で、
全部に手が回らない日もあるのは当然です。
それでも、ご家族にとっては「その一瞬」が病院への印象に直結するのです。
🍀 大切なのは、ほんのちょっとの「整い」
特別なことをする必要はありません。
・面会前に、顔を軽く拭いてあげる、乾燥しているときはクリームを塗ってあげたり
・髪を手ぐしで整える
・衣類の襟を整えておく
・ひげや耳垢、鼻毛・耳毛のチェーック!ですよ(笑)!
そんなちょっとした配慮だけで、
「大切にされてる」「ちゃんと見てもらえてる」という印象を持ってもらえることがあります。
それが積み重なって、
「あの病院にお願いして良かった」と思ってもらえる信頼につながっていくんだと思います。
🍀アメニティの見直し、ちょっとだけ視点を変えてみると・・・
アメニティの仕組みそのものを否定するわけではありません。
むしろ、あることで助かっている人も多いです。
でも、たとえば
シンプルな「病衣+タオルセット」だけのプラン
テレビや冷蔵庫は必要な人だけが申し込める方式
ケア付きプランの「ケア」の中身を、もう少し具体的に説明する
そんな工夫があると、
「選べて納得できる」サービスになるのではないかなぁ~なんて思っています。
🍀とはいえ、
医療の現場って、本当に忙しい。
でもその中でも、「ちょっと気にかける」「ちょっと整える」だけで、
患者さんもご家族も、すごく安心できることがあります。
便利なサービスに、やさしさと配慮をほんの少し添えるだけで、
病院への信頼や満足度って、ぐんと上がるものです。
そんな「気づき」が、今日のケアのどこかで生きてくれたら嬉しいなと思います。
個人的には、完全看護になる前の家族や付き添いのサービスをしていた時代がまた訪れないかな?と
思います。

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